東大卒博士元大学院大学教授の弁理士

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特許事務所

大平和幸弁理士と大平国際特許事務所

    大平国際特許事務所は、東京大学卒業、博士、元奈良先端科学技術大学院大学特任教授の弁理士大平和幸が開設した事務所です。場所は、神奈川県川崎市中原区新城中町というところにあります。最寄り駅は、武蔵新城と武蔵中原です。武蔵小杉、溝口も近いです。

    武蔵中原には富士通等の電気系の事業所が多数あり、溝口には神奈川サイエンスパークなどがあります。

    特許庁は虎ノ門ですが、武蔵小杉からはJR横須賀線で15分もあれば新橋に行けるので特許庁の面接や審判、知財高裁での裁判にも便利です。

    所長の大平は、東京大学応用微生物研究所(現分子細胞生物学研究所)で修士号を取得し、その後大手洋酒食品メーカーでバイオテクノロジーの研究を約20年間行いました。この間、つくばの農林水産省の生物資源研究所や東京大学、奈良先端科学技術大学院大学でも研究を行い、植物を中心に、微生物、動物細胞等の研究も行いました。

    その後、弁理士試験に合格し、会社の特許情報部に異動になりました。会社では、特許調査、契約、特許明細書のチェック、拒絶理由応答の反論のチェック等を行いました。

    その後、奈良先端科学技術大学院大学特任教授に就任し、奈良先端大で特許出願やライセンス交渉、契約等を行いました。

    奈良先端科学技術大学院大学は、バイオテクノロジーの最先端の研究をやっており、学士院賞を取った教授も複数おられました。また、ノーベル賞を受賞した山中伸弥教授も奈良先端大に2005年の9月までおられ、最初に契約書の相談に来られたのが山中伸弥教授でした。

    ほとんどの教授は、試薬を購入するときに契約書が付いていても、中身を読まずにサインするのですが、山中教授は、10ページ位の契約書を全部読んで、これにサインしたら、全学がこの契約に縛られるのでまずいのではないか?と心配して相談に来られました。

    知財部では、孫正義さんが特許を売りに行ったときに契約をしたというシャープ出身のベテランの方もおられ、部内で検討した結果、サインしてもそれほど問題ないだろう、ということでサインOKという結論でした。

    奈良先端大では、海外へのライセンスもやり、ニューヨーク州のバッファローというカナダとの国境沿いの町にあるベンチャー企業と共同研究とライセンス供与を行いました。毎年冬にナイアガラの滝のあたりまで行きました。冬に行ったのは米国でAUTMというイベントがあり、それと合わせて出張するためです。

    奈良先端大では、最終年には、合計で5000万円程度の知財収入があり、そのうちの約半分がバイオでその全てに私が関わりました。ですので、2500万円程度の知財収入を生み出したことになります。

    2007年度で知財本部事業が終了するので、私は2007年に奈良先端大と洋酒会社を退職し、10月に独立して特許事務所を開業しました。ところが、ちょうどその頃にリーマンショックが起き、2008年頃から企業の特許出願が激減し、それまでの半分程度まで出願数が減りました。

    当時は特許事務所が大変な時代で、都心の一等地のビルからやや離れた地域のビルに引っ越ししたり、ボーナスなし、特許事務所の吸収合併、廃業、特許事務所から会社の知財部への転職等が起こりました。

    その後、東日本大震災が起こり、リーマンショックに追い打ちをかける形となり、私の独立したタイミングは非常に厳しい時代でした。

    しかし、そんな厳しい時代も何とか生き延びて、もう13年以上事務所を経営しております。弁理士試験に合格したのが2001年、会社の特許部に異動したのが2002年ですから、特許実務ももう19年になります。

    研究員(科学者)だった期間が約20年、弁理士の期間が19年で、ほぼ同じくらいになりました。

    研究を20年やってきたので、研究現場のこともよくわかりますし、英語論文を読んで議論するのも得意です。セミナーでは50報位の論文を読んで発表したりもしていました。議論もディベートで、どんな正論でも論破できることを経験しました。

    また、法律的な論理構成も特許実務で経験し、難しい拒絶理由に対しても反論して特許にすることも得意です。これは、研究者としての科学技術の知識と、弁理士としての法律的な論理とを組み合わせて議論するので、科学的議論でも、法律的理論でも勝てる論理を作れる点に強みがあります。

    以前行った、製薬企業の特許異議申立事件では、知財高等裁判所(知財高裁)で勝ち、その後の差戻審判でも勝って、特許を維持することができました。これは私も驚くくらい難しい事件だったのですが、ギリギリのところで特許を維持できた、と思っています。

    つまり、大平国際特許事務所は、科学技術にも深い知識と理解があり、かつ、法律的な論理構成も得意なので、特許登録率が高いという特徴があります。また、審判、訴訟にも強いです。

    さらには、前職が日本でも有数のマーケティングが得意な会社で、日常的にそのマーケティング手法を見ることができ、研修も充実していたことから、戦略マーケティングも大平国際特許事務所は得意です。

    クライアント企業にジョイントベンチャーを紹介して、その会社の業績をアップさせたこともあります。つまり、特許だけでなく、戦略マーケティングのアドバイスも可能です。コンサルティング、コーチングも得意ですので、経営者の悩みにも寄り添って解決することもできます。

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